生まれつき脳原性小児マヒ(アテトーゼ型)という障がいを持っておられます。
脳性マヒの一種で、特に左半身が思うように動かなかったり、細かい動きがやりにくいそうです。
それでも、子どもの頃から活発な性格の藤田さん。
野球が好きだったことから、中学ではソフトボール部に所属。試合にはなかなか出場できなかったということですが、バットにボールが当たった瞬間はとってもうれしくて、楽しかったとおっしゃいます。
社会人になってからは今まで全くできなかった水泳にも挑戦。陸上競技では短距離走にも出場されていたそうです。
1988年のソウルパラリンピックでは短距離走と水泳で出場。
2000年にはシドニーパラリンピックで陸上(投てき種目)の円盤投げに出場し、なんと


2008年は北京パラリンピック。しかしその1年前に乳がんが見つかったそうです。
お母様は治療に専念するように言われたそうですが、競技も諦めきれなかった藤田さんは、主治医の方と相談し、治療と練習を両立させ、見事、北京パラリンピックにも出場することができました

素晴らしい先生とめぐり会えたこと、そして何より藤田さんご自身が諦めずにがんばったことが、この結果を生んだんだと思います。
現在ファインプラザ大阪でスポーツ指導員として障がい者スポーツやトレーニングを指導しながら現役選手として活動されています。
そして来月は、イギリス・ロンドンで世界パラ陸上競技選手権大会2017が開催されます。藤田さんはこの大会でも女子砲丸投げで出場することが決まっています

今日もJAPANと書かれたポロシャツでお越しくださいました。
目標は7メートル投げること。
世界大会で結果を残すことは相当難しいことだと思いますが、ぜひ悔いの残らないようにやり抜いてほしいです


